リズム感 | 音温(ネオン)ビーム☆

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Jazzyな未知の世界に挑む波瀾万丈ライフ♪ 

これはジャズボーカリストにとって永遠のテーマですね。

元々私の母は歌も上手でリズム感も良く、音楽を聴くと自然に体が動く人だったが、私の子供の頃といったら音楽を聴いてノリノリに体を動かすなんてなんとなく気恥ずかしく思っていた。よく母が「なんであんたは音楽聴いて体が動かないの?」とよく言われたものだ。エレクトーンやピアノを弾いても体をうねらせて弾く人がいるが、逆に変だと思っていたので私はピーンと背筋を張り不動の体制で弾いていたと思う。 歌手で言うなら「前川清」のスタイルが子供ながらに好きだったなぁ~sei 歌う事に集中して媚びない感じというかなんちゅーかね。←ちょっと違う??笑

前川清さんといえば、未だに私かなり好きな歌手なんだけど、この方は年間200ステージ以上こなしているんだとか。筋トレも歌う為に続けているとの事で、その日頃の努力もあって昔と歌声がほとんど変わらないんです。 大抵の人は加齢と共に声が低くなっていくのですが、元々かなり高いキーで歌われていた前川さん、若い頃と同じキーで今も歌い続けている事が素晴らしい!!! 歌ってキーが1音下がるだけで歌のイメージがガラッと変わってしまうものなのですよ。キーを下げないで歌い続けるというのは歌手のプライドでもあると思います音譜

おっと話がずいぶん反れてしまった!
ジャズを歌っていく中で、「体でリズムを刻む重要性」というのを本当に日増しに痛感しています。
たぶんバークリーに行く前まではジャズを歌っていてもそこまで意識をしたこともなかったのだが、バークリー在学中に才能ある外国の学生とセッションをしたりクラスで様々な課題曲をこなすうちに、ふと油断すると他のリズムセクションの演奏につられてリズムがうっかりズレたりロストしてしまう事に気付いたのだ。特に長めの凝ったドラムソロなんて入ったらよほど集中して自分でリズム刻んでいないと簡単にロストしてしまう。 リズムセクションと一体感を高めるには同じ言語(=リズム)をそれぞれ刻んでいる事が最低条件だ。 未だにまだまだ私は発展途上ではあるが、それ以来、嫌でも体が動いてリズムを刻む様になった。 

リズム感を鍛えるにはどうしたらいいかを、いろんなリズムセクションの人に聞くと、あるドラマーは右と左で違う拍子のリズムを刻む練習だったり(めっちゃ高度!!)マイルスデイビスの様に裏拍で歩く練習だったりいろんなアイデアをもらったが、一番効果的な練習法は、伴奏なしのメトロノームだけで、裏拍を打ちながらアカペラで練習することだった。楽器を弾く人は当たり前の練習方法なのだが、歌の人はこれをやらない人が多い。バークリーの先生ですら当たり前すぎてか教えてくれない練習法だった。 まず日本人の脳は農耕民族ということもあり裏拍を感じる事が難しい様で、脳を裏拍で捉える様シフトしていく事から始めなくてはいけない。 その重要性そしてリズム感を鍛える練習方法をハッピーボイスの生徒さんには必ず伝えている。みんな最初はそこで苦労するんだよね、ジャズボーカルを習う人は。極端な話、音程が多少悪くてもリズムの斬れが良い人の方が上手く聴こえるのは間違いないと思う。 逆にピッチは完璧でもリズムの斬れが悪いとすごく下手な印象だ。
私はリズム感で苦労しているので母の様に元々リズム感が良い人が羨ましいキャハハ 

そしてパパちゃんも、めちゃくちゃリズム感バツグンなのだ!!!
ドラムも独学であっという間にかなり上手になってるし、リズムキープもしっかりしていてドライブ感あるし、最近ジャズドラムだけでなくカホンやパンデイロにも興味を持ってくれた様で、ドラムセットがいつの間にか揃っていた時もビックリしたが、パーカッションの楽器も揃って来てこれまたビックリ! 近い将来、ハッピーボイスの発表会でも活躍してくれそうでワクワクです♪
しかもパパちゃんてば、携帯用のカホンまでDIYしていましたよ音譜すごいね~!
なんでも木製のトラベルカホンの既製品がなかった様で、それなら自分で作っちゃえ~!ってなわけで作っていました。 私が見ても売れるレベルのなかなか素晴らしい出来でした。 商品化できると良いねラブラブ
出張中は自作のトラベルカホンを持って行って練習しているみたいです。


そのうち夫婦共演もあるかもですね~♪ sei